2026.10.27
請求書作成の代行──頼めること・料金・依頼の流れ
「毎月の請求書をつくる時間がもったいない。でも誰かに頼めるものなのか分からない」
請求書の作成は、一つひとつは単純でも、取引先が増えると地味に時間がかかる。特に月末〜月初に集中するので、他の仕事と重なって慌てる。この記事では、請求書作成の代行で何が頼めるか、どういう流れで依頼するか、注意点も含めて整理します。
この記事で分かること:
- 請求書作成の代行で頼めること
- 依頼するときの流れと渡す資料
- 頼むときの注意点(インボイス、締め日、保管)
請求書作成の代行で頼めること
請求書作成の代行では、一般的に以下のような作業を頼めます。
- 請求書のテンプレート作成・整備
- 売上データや納品情報をもとにした請求書の入力・作成
- PDF化・印刷・郵送またはメール送付
- 請求書の控えの保管・ファイリング
- 入金確認と未入金のリスト管理
事務代行で頼めることの記事で書いた通り、「作業」の部分はほとんど外に出せます。取引先への見積もりの判断や値引きの交渉は事業者本人がやるべきですが、「決まった内容をテンプレートに入力して送る」は誰でもできる作業です。
渡す資料と依頼の流れ
請求書の作成を依頼するときの典型的な流れです。
1. テンプレートと基本情報を共有する。自社の名称・住所・振込先・インボイス登録番号、取引先の名称・宛名。最初に一度共有しておけば、毎月繰り返す必要はありません。
2. 毎月の請求内容を渡す。「今月は○○社に○○万円」「この明細で請求する」という情報を渡します。メールやチャットで、リストや表の形で送ればOK。
3. 請求書を作成・確認・送付。代行側が請求書を作成し、事業者が内容を確認。問題なければ送付(PDF送付・郵送など)。初回はチェックが多くなりますが、何か月か続けるとルーティンになります。
4. 控えの保管。送付した請求書の控えをデータまたは紙で整理。入金確認まで頼む場合は、通帳の情報を共有する形が多い。
料金の決まり方
請求書作成の代行は、事務代行の料金と同じ考え方で、作業量(かかる時間)で料金が決まります。
料金に影響するのは、取引先の数、請求書のフォーマット(定型か、取引先ごとに違うか)、明細の複雑さ、送付方法(メールか郵送か)など。取引先が5社で毎月同じパターンなら少ない時間で済むし、20社で明細がバラバラなら相応の時間がかかります。
頼むときの注意点
インボイスの記載漏れに注意。2023年10月以降、適格請求書には登録番号の記載が必要です(2026年10月時点)。テンプレートに最初から登録番号を入れておけば、毎月の漏れを防げます。建設業の請求書の記事でもインボイスの記載事項を解説しています。
締め日と送付タイミングを決めておく。「月末締め翌月5日送付」のように、スケジュールを最初に決めておく。代行側にも事業者にも余裕がある状態で進めるのが大事です。
請求書の保管義務を忘れない。請求書は一定期間の保管が法律で求められています。個人事業主の場合、確定申告の書類として原則5年(帳簿は7年)の保管が必要です(国税庁「帳簿の保存期間」。2026年10月時点)。代行を頼む場合でも、控えのデータは自分の手元にも残してください。
稲咲堂の場合
稲咲堂では、請求書の作成・テンプレート整備・送付・控えの整理を受けています。
| メニュー | 内容 | 料金の目安 |
|---|---|---|
| 事務:スポット | 請求書作成、テンプレート整備など | 1時間 2,000円〜 |
| 事務:月額 | 月10時間から。毎月の請求書を継続対応 | 月30,000円〜 |
正式な金額は、無料相談のあとにお見積もりします。
なお、税務に関する判断(消費税の計算方法の選択など)は税理士さんの業務です。稲咲堂が担当するのは、請求書の作成・入力・送付・整理の作業部分です。
まとめ
請求書の作成は、テンプレートとルールさえ整えてしまえば、人に任せやすい業務です。最初の共有に少し手間がかかりますが、一度ルーティンができれば毎月の負担は大きく減ります。「毎月の請求書づくりに追われている」なら、気軽に相談してください。